荒俣宏
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詳細:関東最大の怨霊・平将門を喚び覚まし帝都を破滅させる怖るべき秘術とは。日本初の風水小説にして、あらゆる叡知が結晶した大崩壊小説(カタストロフィ・ノベル)。
ISBN:4-04-169024-2
収録作品:「帝都物語 第1番」
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詳細:大正12年9月1日―。平将門の霊を喚び覚まし、帝都崩壊を企む魔人・加藤保憲は妖術を操り、関東に大地震を引き起こした。だが、将門の霊は完全に覚醒せず、震災後、後藤新平の放射状都市と渋沢栄一らによる地下都市という二つの壮大な帝都復興計画が開始される。しかし、加藤は再び天体を利用して、帝都完全崩壊を画策していた。将門の末裔である巫女・辰宮恵子は、この危機を察知し、風水師・黒田茂丸と共に、加藤の野望を阻止せんと起ちあがる。
ISBN:4-04-169025-0
収録作品:「帝都物語 第2番」
詳細:平将門の霊との戦いに敗れ、加藤保憲は満州へと去った。だが、加藤の数々の秘術により、帝都の風水は脆弱し、内外から新たな魔人たちの胎動を促すことに…。一人は思想家・北一輝。血気に逸る青年将校らを背後から巧みに操り、特異な霊力で昭和維新を断行せんとしていた。そして、海外からは世界制覇を狙うメソニック協会の怪人・トマーゾ。世界の眼という究極の力を有し、混迷を極める帝都に恐るべき破壊工作を仕掛けてゆく―。二・二六事件から太平洋戦争まで暗黒の時代を背景に展開する大崩壊小説シリーズ第三弾。
ISBN:4-04-169026-9
収録作品:「帝都物語 第3番」
詳細:昭和二十年八月十五日。第二次世界大戦の敗北は人々に大きな衝撃をもたらした。帝都は瓦礫の都市と化し、復興は困難な状況に陥っていた。しかも帝都を守護していた英霊の銅像の封印が解け、地霊や怨霊が跳梁跋扈し始める。そのさなか、“屍解”という仙術を駆り、不老不死の肉体を得た魔人・加藤保憲が再び日本へと舞い戻ってきた。いまだ覚醒せぬ“将門”の霊を地上に招喚するために―。風水という古来の叡知を詳細に紹介した大崩壊小説(カタストロフィ・ノベル)第四弾。戦後篇、堂々の開幕。
ISBN:4-04-169027-7
収録作品:「帝都物語 第4番」
詳細:昭和三十年代、“安保阻止”のシュプレヒコールが谺し、修羅場と化していく東京。学生運動を統べる者たちはさらに、“国際反戦デー”に多角的武装蜂起を画策し、海外から謎の超能力者・ドルジェフを招聘した。一方、自衛隊将校となった加藤保憲は、三島由紀夫を特別訓練生として鍛え、ドルジェフ打倒のため、祖国防衛隊を結成する。しかし、三島はやがて加藤の行動が全て、“帝都壊滅”への布石であることを知り、魔人に敢然と挑むのだが…。“昭和”という時代を鋭い視点で抉る大崩壊小説、佳境へ―。
ISBN:4-04-169029-3
収録作品:「帝都物語 第5番」
詳細:世紀末、一九九八年。魔人・加藤保憲は帝都完全崩壊の野望を果たすべく、海竜を駆って再び大正大震災以来の大激震を引き起こした。さらに、崇り神・将門の霊を眼醒めさせんと加藤の容赦なき殺戮は続く。だが、魔人の前には帝都の守護霊を救うべく、若き陰宅風水師・土師金鳳と三島が転生した女性・大沢美千代が立ちはだかった。帝都の命運を握る戦いの結末は。そして、地獄と化した東京にその姿を現す平将門の怖るべき真の正体とは…。破滅の予兆を孕んだ現代に警告する壮大な魔術大全、完結篇。
ISBN:4-04-169030-7
収録作品:「帝都物語 第6番」
詳細:暗澹たる時代へと変質していく世紀末、1998年。闇の東京郊外でからくり芝居を催す奇怪な一団が現れた。彼らは秘術で『帝都物語』の魔人・加藤保憲を現代に復活させようとしていた―。医師・高山利郎は、患者たちの奇行を独自に調査した結果、『帝都物語』の世界が余りにも現実と類似していることに愕然とする。そして、架空であるはずの加藤が実在したのではないかと疑い始めるのだが…。現代の大惨事を予見した大崩壊小説(カタストロフィノベル)が、時代の要請に応え、ふたたび甦える。奇才が五年ぶりに放つ渾身の魔術大全。
ISBN:4-04-169028-5
収録作品: 「機関(からくり)童子 帝都物語外伝」
詳細:呪術、都市、オカルト、加藤保憲の野望。超ベストセラー『帝都物語』の世界がついに明かされる!最新書き下ろし小説「帝都物語異録龍神村木偶茶屋」掲載!二人の陰陽師、加藤保憲と安倍晴明の素性。収録作品:帝都物語異録―龍神村木偶茶屋第1章 魔人復活編―『帝都物語』の構想(吉備真備―陰陽道はここから始まるアテルイ―将門を上まわる日本最大の怨霊か? ほか)第2章 呪詛呪術編―「数」と「術」(日本編 多様かつ深遠な日本呪術の奥義とその実力世界編 西欧に息づく魔術的世界が力を発揮するとき)
ISBN:4562034521
収録作品:(続き)第3章 永遠聖都編―理想都市造営のノウハウ(霊的国防論東京改造計画論の系譜―理想都市を求めて)第4章 怪異神霊編―見える世界と見えない世界(言霊憑霊現象―霊が織りなす世界と痕跡 ほか)
詳細:発端は新婚家庭。小林雅子は悪夢にうなされて目を覚ました。カビ臭い。新しい家なのにカビが異常に繁殖する。生命保険会社が配る占いカードは、最悪の運勢を暗示する。新妻はカビ・ノイローゼで狂っていく。困り果てた夫の正彦は、半信半疑で事務所の扉を叩いた。風水師・黒田龍人。土地や建物を看て吉凶を判断し、適切な処置を施す。女風水師ミヅチとともに、調査を開始した黒田は、恐るべき邪気の存在を知る。本邦初、前人未踏の風水ホラー小説。
ISBN:4041690188
収録作品:「ワタシnoイエ」
詳細:この世でもっとも呪わしいもの―、魂が心安らぐべき場所を脅かす悪魔。広告代理店に勤める鉅賀くみ子は都会の喧騒を離れ、南海の楽園・石垣島に来ていた。ところが、青空のもと、白砂のビーチに異臭を放つサンゴの塊がとつじょ出現する。サンゴの上には苦しそうにうめく三本足の鶏―。楽園は不気味な気配につつまれる。が、この不吉な光景は恐るべき神々の怒りの予兆にすぎなかった。風水ホラー第二弾。
ISBN:4041690226
収録作品:「二色人(ニイルピト)の夜」
詳細:現代建築の枠を結集した双頭の摩天楼・新都庁舎。凍てついた夜、この工事現場で魔除け柱が掘り返させた。その瞬間、封印されていた怨念が息を吹き返す―。工事中に続発する事故。地下水の噴流。怪火。そして、遂には作業員までもが消息不明に。都庁職員の要請で、風水師黒田龍人とミヅチは、庁舎に巣喰う魔の正体を暴こうとするが…。異才・荒俣宏が、新宿風水の謎をここに解き明かす。
ISBN:4041690234
収録作品:「新宿チャンスン」
詳細:異常気象―その年、黒く怪しい闇が夏を阻んでいた。雨が降り続け、人々は不安にかきたてられ、東京はカビに覆われようとしていた。時を同じくして、遙か南太平洋では、エルニーニョ現象が起こっていた。南米ナスカ高原の呪術師は渇ききった砂漠で雨乞いの儀式を開始した。その裏で密かに進行する首都移転計画の影には、暗黒の帝都建設の陰謀があった。異常気象の謎を解くため、風水師・黒田龍人は、東北へと飛んだ。もう、夏はこないかもしれない―風水ホラーの傑作。
ISBN:4041690331
収録作品:「闇吹く夏」
詳細:「絶の島」。四百年前に地震のため鳥羽の海に消えた幻の島。この島を探し出してほしいと依頼を受けた風水師・黒田龍人は、現地で九鬼水軍が残したといわれる秘宝の謎に巻き込まれる。はたして、龍人と助手ミヅチはドーマンセーマンの怪を解き、秘宝を見つけ出すことができるか。史実と伝説が複雑に絡み合う、風水伝奇ミステリ登場。
ISBN:4041690358
収録作品:「絶の島事件」