藤木稟

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詳細:昭和九年浅草。沼田平助は紀州犬の散歩で、吉原の弁財天にひきずられるように入った。本堂と稲荷祠の間の路地を抜けた。右手には「触れずの銀杏」という神隠しの因縁がまつわる銀杏の古木がある。と、足元にぐったりした老人が座っている。が、どこか変だ。顔がこちらを向いているのに、同時に背中もこちらを向いている。つまり顔が裏表逆さまについているのだ。老人の手がゆらり動き、手招く。蒼白になって、参道を駆け抜けた沼田の背中に甲高い獣の遠吠えが響いた。驚愕の異界への招待。

題名:陀吉尼の紡ぐ糸
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198504091

発行:1998/1
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「陀吉尼の紡ぐ糸」





 


     

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詳細:上野下町界隈から、児童三十名が忽然と姿を消した。翌日、未曾有の激しい雨と雷が帝都を襲った。台風の翌日、朝焼けの中、天王寺の僧侶・寛永は人気のない寺の裏手の墓地へ向かっていた。ほかの新米僧侶とともに、墓地の草刈りをいいつけられたのだ。汗だくになり、草刈りを続ける寛永の目の前に、お地蔵様の影がよぎった。こんな墓地の中にお地蔵様があったっけ。不思議に思い進むと、また一体、目を凝らした寛永は、黒っぽい霧と見えたものが、蝿の大群であることに気づいた。これは…子どもの死体だ。怪異な事件の始まりだった。

題名:ハーメルンに哭く笛
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198504180

発行:1998/5
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「ハーメルンに哭く笛」






詳細:(続き)
帝都を襲う悪夢の事件。驚愕の新本格推理傑作。
  

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詳細:野生の獣や魍魎なら、まだしも、到底、人など通いそうもない寂しい山の頂きに、擬洋館風の壮大な館があった。奇怪な館には天主家といわれる一族と灰色の服を着た大勢の召使いが暮らしていた。莫大な財産を持ち血族婚を繰り返し、密閉性と秘密性の高い一族に犯罪の温床が作り出されたのは故なしとしない。館のある敷地は神岡の聖地であり、庭には『千曳岩』といわれる千人で引いてやっと動く大岩があった。この岩が動くとき地獄の蓋が開き鬼が這い出してくるという恐ろしい伝説があった。そして、今、岩が動き…。

題名:黄泉津比良坂、血祭りの館
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198504326

発行:1998/11
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「黄泉津比良坂、血祭りの館」





 


     

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詳細:ぐおぉーんと、寂寥たる闇を震わせて、不気味な鐘の響きが山中を貫いた。絶対、鳴らないといわれ、もし鳴るようなことがあれば『この世が終わる』と伝えられた不鳴鐘が突然、大音声で鳴り響いたのだ。鐘堂に駆けつけた天主家の人々の前に、また新たなる悲劇の幕が上がった。着物を着た人間の膝から下の部分が釣り鐘の中からぶら下がっている。庭師の秀夫だった。突然吉原より呼び出された朱雀十五、因縁の地、神岡山の聖地、天主家の館に再度、乗り込むことに…。いよいよ、事件は因習と血塗れの大迷宮に。全ての謎は解かれるのか。

題名:黄泉津比良坂、暗夜行路 
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198504490

発行:1999/3
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「黄泉津比良坂、暗夜行路」




詳細:(続き)
 『黄泉津比良坂、血祭りの館』完結篇。

  
     

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詳細:二十年に一度の祭りの生神役として南の孤島を訪れた律子を待ち受けていた奇怪な呪文。何とも不思議な儀式と風習の中、神罰を受けたという謎の死体―成子様に逆らい呪殺されたという…。律子からの連絡を受け、朱雀と後木も島へ向かう。その名も『鬼界ガ島』。新たなる異界に挑む朱雀十五。シリーズ絶好調!孤島を血花に染める連続殺人の謎。朱雀十五が秘められた異界の扉を開く!書下し長篇新本格探偵小説。

  

題名:大年神が彷徨う島
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198504938

発行:2000/3
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「大年神が彷徨う島」






 


     

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詳細:21世紀初頭、列強各国のスパイや地下組織がしのぎを削っていた魔都・上海。日本人の僧侶・慈恵と紅老会大可の孫娘・季香蓮の間に生まれた少年・朱雀十五の見たものは?






  

題名:上海幻夜 七色の万華鏡篇
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:4198505381

発行:2001/8
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「上海幻夜 七色の万華鏡篇」





 


     

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詳細:魔都を震撼させる邪教集団、連続少年猟奇殺人。そして見えない瞳に映った恐るべき「夢の逢瀬」の正体とは? 新聞記者・柏木洋介は事件を追ううち、正体不明の「夢魔」に取り憑かれていく。盲目の探偵、朱雀十五が立ち向かう!





 

題名:夢魔の棲まう処 
著者名:藤木稟
出版社:徳間書店

ISBN:419850637X

発行:2004/6/20
カバーイラスト:
口絵:

収録作品:
「夢魔の棲まう処」






 


     

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